テーマ「座る」

M:日曜の午後、いかがお過ごしですか?こんにちは、右田昌子です。
  今日から始まりました小笠原的おしやれにココロジーは、色んな話題や出来事、また、人間の不思議な行動などをお もしろおかしく、そして豪快に解き明かしていこうという番組なんです。私と一緒におしやべりをして下さるのは、精 神科のお医者様、そして臨床心理士でもいちっしやるこの方です。


○:皆さんこんにちは、小笠原嘉祐です。(どうぞよろしくお願いします。)よろしくお願いします。

 
M:初顔合わせで、いやあ、緊張しますね。(照れますね)照れますか?(笑い)よろしくお願いします。 
  さて、この番組、どんな感じで進めていきましょうか?


○:そうね、僕は仕事柄思うんですけど、人の行動を見ててね、行動に微妙にポッと現れる心の動きというのがあるんで すよね。町を歩いていてもそうじやないですか。(おもしろかですよね。)みんな単調にすたすた歩いているわけじゃ ないのよね。色んな 気持ちを持ちながら、皆さん歩いておられるから、色んな表情があるんですよ。そこにふっと出 てくるその人の心の動きみたいなのがね、あるんですよね。


M:例えば、待っている時とかもありますよね。もうほんと癖になりますから。(笑い)


○:そうそう、いっぱい見えますね。マンウォッチングですね。


M:人間ウォッチング、マンウォッチングを、この番組はどんどん、どんどん押し進めて、考えて行こうじゃないかという ことですね。(そうですね、はい。)
  さて、1回目の今回は、1回目は何でしょうか?


○:そうね、スタート地点だから、「座る」。


M:「座る」、まずは座ってスタートするということですね。


○:そこから行きましょうかね。


M:それでは、よろしくお願いいたします。

M:さあ、いよいよこれからですね。本格的にスタートしたいと思いますので、ヨーイドンの姿勢で、まずしやがんで始め たいと思います。「座る」と言うことなんですけど、「座る」行動は、いろいろありますけど、先生的には、どういう(笑い)‥・。


○:そうね、「座る」というのは、よくそれに対するのが「たつ」というのがあるね。だけど、立つと座るというけ ど、もう1つあるのよね。「寝る」というのがね。要するに、非常に緊張した姿が立つ、それから一番リラックスした姿 が横になった、寝たという状態でしょう。(ええ)座るというのは真ん中なのよね。(ええ)だったら、ちょうどその中立的なのかというと、そうでもないね。色んなその「座る」というのは、 両方からの要素がくっついていると思うんですよね。感情的に立つというのは、すごくストレートな表現でしょう。(ええ)座るというのは、収まりの良さみたいなものを言うよね。腹が立つ。腹が据わる。


M:もうちょっと覚悟が決まったぞ‥(うん)という感じですね。


○:収まったというような感じね。その「座る」というのは、そういうことだというのが あるんじゃないかなと。日本 の場合というのは、もともと「座る」文化じゃないですか。(そうですね。)そうでしょう。
M:そうですね、畳ですし・・・。


○:畳の部屋でさ、偉い人と、偉くない人も一緒にいたときに、偉くない人、突っ立ってないもんね。(そうですね。) みんな座っています。


M:太刀持ちの人も、昔ではちやんと座って、膝立てて、ちやんと座っていますもんね。


○:そうよね。座り方で、いろいろなスタンスで上下というのはわかるし、位置でわかるけど、(ええ)だけどみんな座 っていますもんね。(そうですね。)よく言われるんですけどね、ヨーロツパじゃそうじゃないね。立っていると いうのと、座っているというのも、明らかに違うのね。


M:その立場が違うということですか。(そうそう)


○:だから、椅子がありますけど、椅子というのは、実は身分制の象徴なんだって。(へえ)だから、そこにいる人すべ てに椅子があるわけじやないんですよ。座る人というのは、決まっているわけよ。


M:椅子取りゲームじゃない・‥(笑い)(そうそう)指定席になっている(そうそう)ですね。


○:だからそういう状況があったわけで、だから、ある種、日本というか、この日本の文化というのは、みんなが座ると いうことがあるから、座るということに、すごくね、何と言うんだろう。みんなが等しい、そこで等しいものを共有す るというのがあるよね。車座というのがあったりね。(ああ、そうですね。輪になってこう・・・)そうそう、 (ええ)だから、座談会なんて言うよね。みんなで座ってお話するもんね。(そうですね。)だからそういうところがあると思うんで、「座る」というのは、リラックスした姿でもあるけれども、すごく安定した姿というのがね、そこに見えてくる。


M:腰を落ち着けて話しましょうって感じですよね。


○:だけどほら、最近、ベジタリアンじやなくて、ほら、ジベタリアン。(菜食主義者で  はなくて・・・(笑    い)・・・)いるよね。(べタッと座るのが好きな人種の方々・・  ・)あれはえらくね、何か言われていますね


M:そうですね、最近よく放送でも耳にします、聞きますよね。

○:確かに、私たちにも目に付くけれどもね、階段とか、公園とか広場とか、何か人が公共的に動き回っている真ん中で もべタッと確かに座っているのを見るね。


M:ええ、何かそれを何か見ながら、結構、大人が往来しているという感じで(笑い)


○:そういう感じはあるね。(ええ)だけど、座っている場所にもよるけど、案外あれ、どうなんです。きれいなところ に座っているんじやない?


M:そうですね、何か泥の上とかには、あんまり座ってないですよね。割とコンクリの上 とかタイルの上とか・・・。


○:「座る」という漢字見るとさ、人、人、土だもんね。(そうですよね。)だから本来「座る」というのは、やっぱり そういうふうに地べたにべタッと座るというのは、漢字  そのままだもんね。だからそんなに不自然なことではない という気がするんだけれども、だけどジベタリアンの人達というのは、人たちというのかな?


M:人たち、(笑い)・・・何か別の人種みたいですけどね。はい。


○:割ときれいなところに座っているね。(そうですね。)これは1つ、特徴なのかもしれないですね。


M:でも、それでもやっぱりこう、普通地べたに座らない人たちからすると、汚いなって、手ついて立つんだろう?ってい う、その手はどこに、どうして、それでものを食べるのかみたいな世界になっちやいますけどね。


○:それとその、服装もね、割とリラックスというかね、どこでも座れるような感じでもあるしね。


M:デニムのジーンズの丈夫なやつで。


○:女性は、長いスカートでね、(そうそう、長いスカート)外ばっかりいいますけどね。
  (笑い・・・何か先生、う−ん、ちょっといやらしいですよ、先生。)とんでもな  い。だから、「座る」という ことについてはね、そんなにあれじゃないかもしれな  いけれども、確かにその場所とか、色んな意味で、いわゆる わきまえるというところでのゆるみというかね。そういうのを、おじさん、おばさんが気にするのかなという感じ がしますけどね。


M:普通、ああいう、こうね、コンビニの店舗の前で「座る」なんて、椅子も置いてないのにということですよね。(うー ん。)


○:そういうこじやないかと思いますね。だけど、本来、「座る」というのは、やっぱり安定した姿ということであるな らば、やっぱりそれはね、どこかにいつもないとね。
  きついよね。(う−ん)それと、「座る」というのは、昔からこれはヨーロッパでそうらしいですけね、「座る」と いうことが、すごく1つの特権なんだよね。日本は、割とみんなで等しく畳の上で座るという感じでね。(ええ)上下関 係なく「座る」文化があるんだけれども、外国じや椅子がありますけどね、椅子に座るというのは、あれは特別な人が 座るのよね。(ほ一)だから、偉いところの、そういうところに  行くと、座れる人というのは、上の人なんだっ  て。だからそうじゃない人は、立って待っているとか、立って恭順しているとか。(ああ)そういうことだもんね。


M:そうですね。何かこう、映画なんか見ていても、王子様とお姫様が中央に座ってて、後は博いているような(そう、そ うそうですよね。)絵がありますよね。後は、後ろに立っていてという感じですよね。

○:それと、逆にその今度は椅子無しで座る行為というのは、すごく恭順した感じでしょ  う。なに、西洋の勝手が  さ、王様の前でひざまずいて・・・。


M:こういうやつですね。ちょっとラジオだとわからないんですけど・・・本当に・・・。


○:だから高さでさ、要するに自分のスタンスを表すなんていうのは、これは日本でもあ  るかもしれないけどね。た だ、「座る」文化というのが、日本にはどうもあって、  その「座る」文化というのは、割とみんなに与えられてい るもんだというようなと  ころで言うなら、ある種、日本はデモクラティツクなんだよね。


M:すごい・・・が出てきましたね。先生、ちょっとそこで臨床心理士、そして精神科の  先生という感じになってきて いらっしやいました。カタカナが出てくると・・・(笑い)

M:さて先生、お話の続きなんですが、「座る」とは、いろいろ話出てきましたね。


○:いろいろありますね。(あちやらの詰まで出てきましたし・・・)あのね、日本に戻してね、映画でね、普通の映画 というか、ドラマ、何でもそうなんですけれども、カメラのスタンスというか、(アングルというんですかね。)カ メラアングルというのは、だいたい割と立った状態で映すそうですね。(そうです、身長で、そうですね。)ところがね、やっぱり日本の映画の場合はね、座った状態が落ち着くというのがあるんだってね。


M:目線的にですか。


○:うん、有名な映画監督のおずやすじろうという方がおられるけども、(名作がずっとあります)ありますね。<ばく しゆ>だとか、いろいろあったでしょう。あの映画、あの方の映画の中のね、カメラアングルというのは、座ったとこ ろ・・・


M:じゃあ、すごい低い位置にカメラを置いてあるわけですね。


0:うん、実際にその、必ずあれで出てくるのは、座った場面というかね。(ああ)それから、色んな表現が座った状態で の表現というのを出す。


M:そうだと思います。何か女性がこうね、家事をして、たたんでいるとか・・・


○:だって、日本の家の色んな造りというか、床の間でもそうだし、色んなのそうでしょう。あれを突っ立って見るとい うか、突っ立っている風景では収まらないでしょう。
  やっぱり、「座り」ということの基本の中でやっているスタンスというのがありますよね。あそこにはね。(う−  ん)だからやっぱり、そういう意味では、視覚的にも日本の風景というのは、本当を言うと、「座る」というところの 中 に、1つの安定性というのがあるのかなという感じがしますよね。


M:じゃあ、ジベタリアンは、日本的な目線から世間を見ているんですかね。(笑い


○:ちょっと、あれからな。認め過ぎかね。だけど、けじめのなさというところをやっぱり問題にはした方がいいかなと いう気はするけどね。


M:そうですね。こうTPOと言えばですね、そうかもしれませんね。(そうそう)でもですね、何かこう集っていて、何か こう和んでいる雰囲気は、見ていて受けるんですよね。


○:それはあるかもしれないね。(ええ。)ただ、やっぱり日本の伝統の車座とかね、そういう座談というかね。するに 座ってくつろいで、お互いが何と言うんだろう、お互 いが仲良くするというイメージね。そしてやっぱり「座る」と いうのには、心理的に すごく安全で休めるという、そのスタンスがそのまま現れているし、その収まりの良さみたい なね、というところがあるのかもしれませんね。


M:そうですね、たとえ隣同士、全然違うところに携帯電話で話てですね、話題はなくても、一緒にいるだけで、何か心落 ち着くという、そういうところがあるのかもしれません。


○:だけどね、心理的にはね。立つということに対して、人間というのは、自立の喜びというのがあるんですよ。だっ  て、赤ちゃんが1才の頃、1歳前後に立つというのは、もう発達のすごいエポックじゃないですか。


M:みんな、すごいうわあ一つて、喜びますね。


○:立った!ていうような感じでしょう。そしてお話するようになるというのはね。だから心理的に、立ち上がっていく というスタンスはね、やっぱりとっても重要なんですよね○だから、座りは安定だけれども、やっぱり立っているとい う方向性がいつもあつて、そして「座る」。(う−ん)ということじゃないかな。


M:なるほど。何ちょっとたどり着いちやつた感じですけれどもね。(笑い)


○:ようやく来ましたね。                   

M:先生、いかがでしたか?第1回目の<小笠原的おしやれにココロジー!>


○:だんだん、エンジンがかかってくるでしょうね。
  ちょっと緊張しましたね。


M:今、ちょっとアイドリングぐらいですか。(はい)笑い‥・どうなんでしょうかね。
 今日はですね、「座る」というテーマでお送りしましたけれども、「座る」をこんなにいろいろ考えたのは始めてで す。


○:私も、話ながら思いましたけどね、広がりますね。


M:おもしろかったですね。外国と日本では違うし、時代でも違うし、(そうそう)そしてまた、こんな社会現象がいろい ろ起きてきているし、おもしろいですね。


○:もう「座る」人ばっかり見るかもしれませんね。


M:そうですね、(笑い)気になりますね、これからちょっと「座る」が‥・。
 あの人の座り方、品のあるとか、なかとかもあるかもしれないし‥・。
  さて、来週はどういうテーマで・‥。


○:緊張ついでに、「腕組み」。


M:「腕組み」、腕組みですね。本当にこう、私なんか結構無意識にやっちやつたりするんですけど。

 ですね、何かこう集っていて、何かこう和んでいる雰囲気は、見ていて受けるんですよね。


○:それはあるかもしれないね。(ええ。)ただ、やっぱり日本の伝統の車座とかね、そういう座談というかね。するに 座ってくつろいで、お互いが何と言うんだろう、お互 いが仲良くするというイメージね。そしてやっぱり「座る」と いうのには、心理的に すごく安全で休めるという、そのスタンスがそのまま現れているし、その収まりの良さみたい なね、というところがあるのかもしれませんね。


M:そうですね、たとえ隣同士、全然違うところに携帯電話で話てですね、話題はなくても、一緒にいるだけで、何か心落 ち着くという、そういうところがあるのかもしれません。


○:だけどね、心理的にはね。立つということに対して、人間というのは、自立の喜びと いうのがあるんですよ。だっ て、赤ちゃんが1才の頃、1歳前後に立つというのは、もう発達のすごいエポックじゃないですか。


M:みんな、すごいうわあ一つて、喜びますね。


○:立った!ていうような感じでしょう。そしてお話するようになるというのはね。だから心理的に、立ち上がっていく というスタンスはね、やっぱりとっても重要なんですよね。だから、座りは安定だけれども、やっぱり立っているとい う方向性がいつもあって、そして「座る」。(う−ん)ということじゃないかな。


M:なるほど。何ちょっとたどり着いちやつた感じですけれどもね。(笑い)


○:ようやく来ましたね。                   

M:先生、いかがでしたか?第1回目の<小笠原的おしやれにココロジー!>


○:だんだん、エンジンがかかってくるでしょうね。
  ちょっと緊張しましたね。


M:今、ちょっとアイドリングぐらいですか。(はい)笑い‥・どうなんでしょうかね。
 今日はですね、「座る」というテーマでお送りしましたけれども、「座る」をこんなにいろいろ考えたのは始めてで  す。


○:私も、話ながら思いましたけどね、広がりますね。


M:おもしろかったですね。外国と日本では違うし、時代でも違うし、(そうそう)そしてまた、こんな社会現象がいろい ろ起きてきているし、おもしろいですね。


○:もう「座る」人ばっかり見るかもしれませんね。


M:そうですね、(笑い)気になりますね、これからちょっと「座る」が‥・。
 あの人の座り方、品のあるとか、なかとかもあるかもしれないし‥・。
  さて、来週はどういうテーマで・‥。


○:緊張ついでに、「腕組み」。


M:「腕組み」、腕組みですね0本当にこう、私なんか結構無意識にやっちやつたりするんですけど。

○:そうね。色んな場面でやっていますよね。すごく人に、人より上に立つみたいな感じの時ね。構えているというかね。


M:偉いんだぞみたいな。


○:そう、それから守りに入っている時も「腕組み」していますよね。(はあ)色んなことがあるんじゃないかね。


M:ええ、その色んな「腕組み」をウォッチングしていこうじゃないかということですね。
 (そうですね。)さて、ラジオをお聞きの皆さんは、どんな時に、御自身腕組みをな さいますか?ちょっと考えてみ て下さい。この番組では、皆さんからのお葉書をお待 ちしております。皆さんのご意見、それから質問、それから感 想などもお寄せいただ きたいと思います。また、どんなマンウォッチングをこの番組でやって欲しいか。そ してリ クエストをお寄せ下さい。
 宛先は、
  〒860−8611             、
  RKKラジオ <小笠原的おしやれにココロジー!>
  の係りまでお寄せ下さい。
 たくさんのお葉書お待ちしておりますp「先生、好きです。」これもいいと思います。
 ファンレターもお待ちしておりますので、さあ、それでは来週が楽しみです。是非、番組をお聞き下さいね。それで は今週はこの辺で、皆さん、さようなら。
○:さようなら。

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